たべ新聞

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【皮膚と栄養】498 甘さを感じる要素

2023.08.28

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、甘味を感じる要素についてのお話です

 

甘味料が含まれない食品でも甘味を感じるケースには、次の様な幾つかの例があります

人間の感覚器官や脳の仕組みは奥深いですね

食品中のデン粉が唾液の酵素で分解され、口内で糖が作られて甘味を感じます

 米飯に感じる甘味がその代表例です

牛乳や霜降肉、大トロや落花生に感じる甘味は、含まれる脂質によるものです

 脂質の一部が唾液中のわずかな脂肪分解酵素によって脂肪酸とグリセリンに分解され、

 脂肪酸が舌の味蕾に触れると、味蕾から脳に伝わる味覚信号の伝達を強化します

 この働きによって、甘味やコクが強く感じられるようになります

 脂質の含有量が多く含まれるほど、その作用が多く感じられます

 (甘味・塩味・酸味・苦み・旨味以外の『脂肪味』という新たな味覚としても注目されています)

ココア・バニラ・ゆで小豆の香りだけで甘味を感じるのは、脳が甘い物として認識した

 記憶の影響です

香辛料のシナモンを口に含むと知覚する甘味は、シナモンを添加した食品の甘味をより

 強く感じさせます(増甘効果)

 この働きを上手く活かすと、食品に加える甘味料を減らすことが出来る為、ダイエット

 や食事療法に役立ちます

ミラクルフルーツというアフリカ原産の果物は、口にすると成分が舌の味蕾に結合し、

 2~3時間の間、酸味や苦味を甘く感じるようになります

 なお、このフルーツ自体に甘味は無いそうです

これらの仕組みはインナーケア(体内からの栄養や代謝の調整による皮膚の健康のケア)にも活用出来そうです!

 

 

 

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