たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】508 米油

2023.09.13

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、米油のお話です

米油はオリーブオイルと同じくオメガ9脂肪酸の多い油脂です

まろやかでクセの無い風味は、日常的な調理油としての使用に適しています

各種脂肪酸の比率は飽和脂肪酸:一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3が、健康増進や酸化への安定性に対し理想的な摂り方とされています

そして米油に含まれる脂肪酸が、これに近い比率です

近年は加工食品や外食、家庭で使用する油脂がオメガ6脂肪酸の多い油脂に偏りがちです

オメガ6脂肪酸は白血球のはたらきを活性化させますが、摂り過ぎるとその活性が過剰になるため、オメガ9系や、白血球のはたらきを抑制するオメガ3系の油脂も組み合せて摂ることが望ましいです

(注意:組合せにより脂質摂取量が増えないよう、現在の使用量の中で油脂の種類を一部置き換えましょう)

スキンケアへの利用例としては、古くから愛用されていた糠袋が挙げられます

胚芽部分の脂質・ビタミンB群・Eが豊富に含まれる糠(ぬか)を詰めた袋で、入浴や洗顔の際に肌を洗いました

現在では米胚芽油が、エモリエントを目的として入浴剤などに添加されています

なお米胚芽油の精製の際に、抗酸化作用のあるビタミンEは除去されるため、ビタミンEと混合した原料を製品に添加する例もあります 

化粧品

2024.07.16化粧品
【皮膚と栄養】638 食品由来の化粧品成分⑨ 海塩(塩化ナトリウム)
2024.07.13化粧品
【皮膚と栄養】637 食品由来の化粧品成分⑧ レシチン
2024.07.12化粧品
【皮膚と栄養】636 食品由来の化粧品成分⑦ コメヌカ(米糠)エキス
2024.07.11化粧品
【皮膚と栄養】635 食品由来の化粧品成分⑥ コメヌカ(米糠)
2024.07.10化粧品
【皮膚と栄養】634 食品由来の化粧品成分⑤ ミツロウ(蜜蝋)
2024.07.09化粧品
【皮膚と栄養】633 食品由来の化粧品成分④ コムギ胚芽油
2024.07.08化粧品
【皮膚と栄養】632 食品由来の化粧品成分③ 炭酸水素ナトリウム
2024.07.06化粧品
【皮膚と栄養】631 食品由来の化粧品成分② カラメル
2024.07.05化粧品
【皮膚と栄養】630 食品由来の化粧品成分① スクロース 
2024.07.04化粧品
【皮膚と栄養】629 Mikiluce薬用保湿ミルクについて㊵ まとめ
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養