化粧品
【皮膚と栄養】512 カカオ脂(ココアバター カカオバター)
2023.09.19
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます
日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します
今回は、カカオ脂(ココアバター カカオバター)のお話です
チョコレートの原料であるカカオの実の種子(カカオ豆)を焙煎し、外皮を除いたあとの『カカオニブ』には4~5割の脂質が含まれます
これをピーナツバターのようにすり潰してペースト状にします
ここから抽出した脂質がカカオ脂です
カカオ脂、ココアバター、カカオバターは呼称が違うだけで同じ物を指します
カカオ脂は飽和脂肪酸が多いため、常温では固形の脂です
このため、カカオニブを摺り潰し砂糖や乳成分を加えて冷やすとチョコレートが出来ます
なお、カカオ脂を抽出した残りがココアパウダーとなります
カカオ脂にはポリフェノール、ビタミンAやEなどの抗酸化成分が豊富です
また、飽和脂肪酸も酸化に安定した性質があります
そして、体温で溶けることから口溶けが良いため、チョコレートをはじめとする食品に利用されるほか、医薬品(座薬など)や化粧品の成分としても用いられます
化粧品成分としては、油性の基剤(ベース)とするほか、エモリエント作用を目的として添加します
また、カカオ特有の甘い芳香を活かしてマッサージオイルとして用いる例もあります
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