化粧品
【皮膚と栄養】687 食品由来の化粧品成分58 水添油
2024.09.27
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は飽和脂肪酸の一種である水添油(硬化油)です
水添油は、自然界には存在しない加工油脂です
不飽和脂肪酸を多く含む液体の『油』に水素を吹き込んで不飽和脂肪酸の二重結合部分に結合させ、飽和脂肪酸にします
これによって油は性質が安定し、液体から硬化し、固体の『脂』になります
化粧品成分としては、水添ホホバ油、水添ヤシ油、水添野菜油などがあり、製品の増粘・感触改良・基剤などを目的として添加されています
食品においても、ヤシ油やコーン油などに水素を添加したショートニングやマーガリン、ファットスプレッドなどが製造され、食品製造から外食産業や食卓まで、実に幅広い場面で活用されています
ショートニングは、焼菓子などに添加することで、小麦粉のグルテンによる粘りを抑え、サクサクともろく崩れる食感(ショートニング性)を与えます
マーガリンやファットスプレッドは、パンなどへの塗り広げ易さを目的として開発された製品です
(ファットスプレッドは原材料が焦げ易いため、加熱調理には不向きで塗布専用です)
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