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【皮膚と栄養】676 食品由来の化粧品成分㊼ オレイン酸

2024.09.10

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回は長鎖脂肪酸オレイン酸です

オレイン酸は、炭素が18個連なる鎖の9番目が二重結合をしている(オメガ‐9脂肪酸) 一価不飽和脂肪酸です

動植物に含まれる脂肪酸で、私達の皮脂の4割を占めます

食用油(オリーブ・ツバキ・紅花・ヒマワリ・ゴマ油)や、アーモンド・落花生といったナッツ類に多く含まれます

不飽和脂肪酸の中では比較的酸化しにくい安定した性質で、長期保存や加熱調理への耐性があります

(バージンオリーブオイルのように、植物由来のポリフェノールやビタミンEが精製・除去されていない油においては、これらの成分による抗酸化作用も発揮されます) 

化粧品成分としては、

・セッケン合成による洗浄

・皮膚を覆って水分蒸発を抑え、柔軟性や滑らかさを付与するエモリエント

・ステアリン酸の結晶化防止による製品の安定化

といった作用を目的として、オレイン酸やその化合物、混合原料などが配合されています 

皮脂に多く含まれる脂肪酸であるため、非常に肌なじみの良い成分であるといえます

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