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【皮膚と栄養】686 食品由来の化粧品成分57 酪酸

2024.09.26

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回は飽和脂肪酸の一種である酪酸です

 

酪酸は炭素数4個の短鎖脂肪酸で、脂肪酸の分解過程で生成されるほか、大腸内で善玉菌が食物繊維やオリゴ糖を餌とした際の代謝産物として生成され、大腸粘膜等のエネルギーとしても利用されます

たとえば牛・羊・山羊は、(食べた草の食物物繊維を腸内細菌が生成した)短鎖脂肪酸をエネルギー利用するため、乳汁を加工した乳製品(=乳酪)にも短鎖脂肪酸が移行します

そして、この脂肪酸は乳製品のひとつであるバターから発見されたため、『酪酸』の字があてられました

なお、特有の臭気は、蒸れた足や銀杏のニオイの主要成分でもあります

このため、酪酸が単独で食品・医薬品・化粧品の添加物に使用されることはありませんが、各種の化合物が用いられます

例えばγ₋アミノ酪酸は別名をGABA(Gamma-Amino Butylic Acidの頭文字による略号)といい、その細胞賦活作用が、食品(サプリメントほか)への配合だけでなく化粧品成分としても添加されています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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