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【皮膚と栄養】688 食品由来の化粧品成分59 エレオステアリン酸  

2024.09.30

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回は不飽和脂肪酸の一種であるエレオステアリン酸です

 

エレオステアリン酸は炭素数18個の長鎖脂肪酸で、鎖状に連なった炭素の5番目に1つ目の二重結合があるオメガ‐5脂肪酸です

二重結合は全部で3つある多価不飽和脂肪酸のため、酸化し易い(酸化に弱い)性質です

桐(キリ)油や、食用のザクロ種子油や苦瓜種子油(ツルレイシ油)に多く含まれます

ザクロ種子油やツルレイシ油は酸化に弱いため、サラダ等に加熱せずに利用します

桐油は、木材などに塗布すると酸化し、乾燥した被膜になる(乾性油)性質を利用して、塗料(ワックス)として用いられます

化粧品成分としては、ビタミンEと共にエレオステアリン酸を含むアフリカ原のモンゴンゴの種実油(シンジオフィトンラウタネニ核油)が利用されます

この食用にもされるナッツの油は、皮膚を覆って蒸発を防ぎ柔軟性を保つエモリエントを目的に、幅広い製品に添加されています

 

 

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