化粧品
【皮膚と栄養】733 抗炎症作用の期待される栄養成分
2024.12.09
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
肌トラブルを生じやすい季節となりました
肌を健康に保ち、肌本来のバリア機能が充分に発揮できるコンディションを保ちましょう
そして、食品や栄養成分には、抗炎症作用が期待されるものもいくつかあります
例えば、トマトやメロンの種子 ・モズク・バナナ・玉ねぎ・スイカ・玉ねぎ・ハッサク・サクランボ・モモ・イチゴ・シソ・ハッカ・ローズマリー等の抽出エキスは、スキンケア製品に添加されています
なお、これらは皮膚に刺激や炎症を招く成分を除く精製工程を経て、初めて皮膚への塗布が可能になるエキス成分です
飲食物そのものの皮膚への塗布は、炎症や食物アレルギーの要因となるため避けましょう
そして、口から摂取し、体内からの抗炎症作用が期待できる成分には、次のようなものがあります
・ビタミンA:レバーや卵黄、乳製品に含まれ、体内の炎症反応の働きを正常に保つ作用があります
・ビタミンD:魚介類やキノコに多く含まれ、体内の炎症反応を起こす物質を抑え、炎症を抑える物質を増やす作用があります
・クルクミン:カレールーを黄色くするスパイスのウコンに含まれます
・グリチルリチン酸:加工食品の甘味料に用いられるカンゾウ(甘草)の成分で、医薬品やスキンケア製品にも広く利用されています
・γ‐リノレン酸:油脂を構成するオメガ‐6脂肪酸。γ‐リノレン酸の代謝の際に生じる成分が、抗炎症作用を持つとされています
・EPA(エイコサペンタエン酸):油脂の構成成分である脂肪酸の一種。オメガ‐3脂肪酸の中でも特に抗炎症作用があるとされます。『炎症反応を起じる物質』を抑えるはたらきについての研究が進行中で、今後の解明が期待されています
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