たべ新聞

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【皮膚と栄養】530 タマネギ(玉葱)

2024.02.09

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、タマネギ(玉葱)についてのお話です

タマネギは玉になる鱗茎(根ではない)の部分と葉(葉タマネギ)を食用にします

生食や加熱調理、和洋中の料理、主役から脇役や隠し味と、幅広い用途のある食材です

加熱調理によって辛み成分が変化すると、成長のために蓄えられた糖分の甘味がしっかり感じられるようになります

なお、生食には水分量が多く辛みの少ない新タマネギがおススメです

そして、特筆すべき成分はアリシンとケルセチンです

ネギ類特有の辛みやニオイは、タマネギの細胞に含まれるアリイン(硫化アリルの一種)という成分によるものです

タマネギの細胞が、切る・すりおろすといった調理によって壊れると、アリインは酵素の働きによりアリシンに変化します

アリシンには抗酸化作用や強い殺菌作用があります

そしてケルセチンは、外皮に多く含まれる黄色いポリフェノール色素です

布や糸を染める染料として利用されてきましたが、近年はその抗酸化・抗炎症作用が注目を集め、サプリメントだけでなく皮を煮出したお茶や出汁も市販されるようになりました

化粧品成分としてはタマネギ根エキスが、皮膚コンディショニングを目的として添加されています

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