化粧品
【皮膚と栄養】657 食品由来の化粧品成分㉘ 乳酸
2024.08.13
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています
数回シリーズで、それらのご紹介をします
今回は乳酸です

乳酸は動植物の組織に代謝産物として含まれるほか、乳酸発酵により生成される酸です
私達の体内でも、特に強い・激しい運動(無酸素運動)を継続してエネルギーを消費した際に筋肉中に増加します(やがて代謝され減少)
食品や医薬品においては、酸味を付ける・味を整える・PHの調整や緩衝に用いられます
なお、乳酸によりPHを酸性に調整すると、食品を腐敗させる菌や人体に有害な菌の増殖を防ぐことが出来ます
例えば漬物は、乳酸発酵によって保存性を高め、独特の風味を作り出す食品の一例です
また、ヨーグルトに含まれる乳酸カルシウムのように、乳酸が結び付くことでミネラルの吸収率を高めることができます
化粧品成分としては、酸性のPHによって皮脂腺・汗腺の開口部を引き締める収れんの他、製品のPH調整、皮脂・汗・空気中の要因による製品のPH変動の緩衝といった目的で配合されています
化粧品
- 2025.11.06化粧品
- 【皮膚と栄養】954 野菜の漬物
- 2025.11.05化粧品
- 【皮膚と栄養】953 野菜加工品(缶詰・瓶詰・パウチ)
- 2025.11.04ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】11月 ベジチェック測定会開催のお知らせ
- 2025.11.01ミキ薬局からのお知らせ
- 【2025年11月】田端店栄養相談のお知らせ
- 2025.10.31ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】イベントご参加の御礼
- 2025.10.30化粧品
- 【皮膚と栄養】952 干し野菜
- 2025.10.29化粧品
- 【皮膚と栄養】951 冷凍野菜
- 2025.10.28化粧品
- 【皮膚と栄養】950 緑黄色野菜の特長と食べ方
- 2025.10.27化粧品
- 【皮膚と栄養】949 淡色野菜の特長と食べ方
- 2025.10.25化粧品
- 【皮膚と栄養】948 緑黄色野菜と淡色野菜









