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【皮膚と栄養】782 花粉症対策⑦ 禁酒・節酒

2025.02.22

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回は花粉症の対策としての禁酒・節酒についてのお話です

まず、アルコールの摂取毛細血管の拡張を招きます

すると、粘膜が充血して腫れるため、鼻水やくしゃみなどの花粉症の症状が増強します

また、アルコールを代謝する際にはビタミンB1を消費します

ビタミンB1は糖質の代謝に関わるため、もしアルコール代謝により多量に消費されると、皮膚の糖化の一因となります

皮膚の糖化とは、血液によって皮膚組織に運ばれた糖(血糖)の余剰分が、皮膚のたん白と結びつくことです

これにより、くすみや本来のバリア機能の低下など、皮膚の老化の一因となります

さらに、アルコールには脱水作用があります

アルコールは体内で必要な水分も強制的に排出するため、この水分と共に水溶性ビタミンやミネラルも排出されてしまいます

美肌をつくるビタミンB群やC等の排出は、健やかな皮膚が持つバリア機能を損ねるおそれがあります

そして水分の不足・バリア機能の低下によって肌の乾燥も招き易くなります

また、ビタミンAも皮膚や目・鼻・喉の粘膜を丈夫にする重要な成分ですが、肝臓はアルコールの代謝の方を優先します

なぜなら、アルコールは身体に有害な成分であるため、早急に代謝して無毒な物質に変換する必要があるためです(ここで多量の水を消費します)

このため、身体各所に行き渡るビタミンA量が減り、末梢組織である皮膚への供給も滞りがちになります

飲酒習慣のある方は、花粉症シーズンを少しでも楽に過ごすために、節酒(度数・頻度・量)や禁酒の実施を検討しましょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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