健康のレシピ
旬の食材 かぶ(蕪)
2015.10.16
かぶには春と秋の2回の旬があります。
春は柔らかく、秋からの寒い時期には甘味が強くなるのが特徴です。
1000年程前に中国から伝わり、栽培されるようになりました。
丸い根の部分はきめが細かく、加熱するとすぐに柔らかくなります。
生食の他、煮物や漬物、炒めたり、すりおろしても利用されます。
根には消化を助ける酵素が含まれています。
青々とした葉の部分はカルシウムや鉄などの栄養が豊富で、濃い目めの
味付けで炒めると、箸休めにもってこいの1品になります。
栽培される地域ごとにさまざまな特徴が生まれました。
根が育たず、葉を漬け菜にするものや、辛味の強いすりおろし汁を薬味に
用いるものもあります。
根の直径が大きく育つ品種は、輪切りにして鰤(ブリ)の切身と麹を
挟み漬けにした「かぶら漬け」や、千枚漬けに利用されます。
これらは地域性豊かな伝統食の主役です。
欧米でもカブの食用の歴史は長いものの、煮込み料理の加熱した際の匂いは
好まれず、サラダやピクルスなどへの利用が一般的なようです。
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