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【田端スキンケア】皮膚と栄養㉘ 貧血症と皮膚

2021.08.07

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

皮膚の状態には体調・健康状態が影響します

貧血症の場合は、さて、どうでしょうか?

  

血液の、赤血球の中のヘモグロビンは、酸素と結びついて全身に酸素を送り届けます

ヘモグロビンが酸素と結びつくと血液は鮮やかな鮮紅色になりますが、

その量が不十分な貧血症やその少し手前の状態では暗赤色を帯びます

このため、皮膚の外観が血色が悪く、くすんだ印象になります

また酸素は、体のすみずみの細胞が栄養を熱エネルギーとして利用し

元気な状態を保持するために不可欠です

貧血になると、この酸素が体のすみずみに十分届かず、酸欠の状態が続きます

すると肌はひんやりと冷たく荒れや前述の血色不良くすみなどを帯びがちになります

 

日頃から赤身の肉・魚肉・レバーなど、吸収の良い鉄が豊富な食品を意識して摂り

体の中からつややかでハリ・透明感のある肌を作りましょう

元気な皮膚の細胞は、肌を明るく魅力的にします!

 

【補足】

赤身の肉・魚肉・レバーなどの赤い色も、血液中のヘモグロビンや

筋肉中のミオグロビン中ヘム鉄』が酸素と結びつくことで鮮紅色をしています

 

これらの食品も人間の体も、同じ動物性のため

植物性食品の鉄よりも、体内に取り込んだ際の吸収・利用効率が高いのが特徴です

(植物性食品の鉄も、ビタミンCやクエン酸等と一緒に摂る事で、吸収率を高める事が出来ます)

 

特に、カツオやマグロのような回遊魚やクジラ

長距離を移動する渡り鳥、牛・馬・羊など

持久力や瞬発力を要したり、活動量が高い動物の筋肉組織は

酸素を蓄えておくためにミオグロビンが多く、より鮮やかな赤色をしています

(海底でじっとしているカレイやひらめなどの白身とは対象的ですね)

 

 

 

 

 

 

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