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【皮膚と栄養】80 ビタミンB12

2021.11.22

さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

本日はビタミンB12のご紹介です

ビタミンB12はアミノ酸や脂肪酸の代謝に関わり、皮膚や粘膜の健康を支えます

脳や末梢の神経の働きも助けます

このため、ハンドクリームやビタミン剤や目薬(点眼液)などに配合されています

製品が淡いピンク色をしていれば、それはビタミンB12そのものの色です

ご覧になったことはありませんか?(コチラ↓は市販目薬の例です)

                

また、ビタミンB12は体内で葉酸を作ります

葉酸は、鉄と結びつき全身に酸素を運ぶ『赤血球』を作る成分です

なお、ビタミンB12は大腸の腸内細菌からも生成されますが

人体はこれを吸収・利用出来ないため、飲食物から摂る必要があります

ビタミンB12は動物性食品に含まれますが、海苔以外の植物性食品には殆ど含まれません

そして、ビタミンB12を吸収する場所は胃粘膜です

このため、厳格な菜食主義者(サプリメントによるビタミンB12補給をしていない)や

胃がんなどで胃の大部分を切除した方は貧血症になり易いです

 

なお、ビタミンB12は水溶性ビタミンですが他の水溶性ビタミンとは異なり

肝臓や筋肉中に備蓄できます

1日の必要量が微量のため、体内備蓄の枯渇まで3~5年程持ちこたえられます

このため、胃切除を行った場合は数年後にビタミンB12を注射します

もし慢性的に肌・粘膜のトラブルがあり、ビタミンB12不足の心当たりがある方は

長いスパンで食習慣の改善に取り組む必要が有るといえます

必要な栄養を、食事から十分に摂りましょう

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