たべ新聞

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【皮膚と栄養】103 ニッケル

2022.02.09

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回はニッケルについての紹介です

ニッケルは合金や電池、メッキなどに利用される金属ですが

食品の栄養成分でもあります

特に、カカオ高配合のチョコレートや純ココア、豆類や海藻に多く含まれます

 

体内では

☆尿素分解酵素の構成成分の一つとして働く      ☆鉄の吸収を促す

☆ビタミンB6と共にたん白質や脂質の代謝を促す   ☆核酸を安定させる

といった働きをします

過剰症や欠乏症は確認されていません

  

そして、【皮膚と栄養】99で紹介したクロムと同様に

アレルギーを引き起こしやすい金属のひとつとされています

メッキ製品などによるニッケル接触性アレルギーがある方の場合

これらの食品の過剰摂取による感作で、食物アレルギー反応を招くおそれがあります

 

なお、特定の食品に偏り過剰摂取することは控えたいですが

食べることをいたずらに恐れる必要はありません

もし不安や不具合が有れば、早めに医師の指示を仰ぎましょう

自己判断で摂取を避けることは、かえって健康・栄養面の不具合を招きかねません

くれぐれも注意しましょう

 

 

 

 

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