化粧品
【皮膚と栄養】109 糖質の摂り方が足りないと?
2022.02.22
皆さんこんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
今回は『糖質の摂取が不足するとどうなる?』というお話です
私たちは糖質によって1日に必要なエネルギー量の50~60%を摂っていますが
糖質やエネルギーの摂取が消費に追い付かない場合には
体のたん白質や体脂肪を利用して糖を作ります
これを『糖新生』といいます
糖新生は ・食事を抜いた場合 ・運動によるエネルギー多量消費
・ダイエット等の極端な食事制限 ・低糖質食を行った際
・病気,ケガ,火傷,術後などの回復にエネルギーの必要量が増す場合
などに生じ易いです
(皮膚や体の組織の材料になるたん白質を転用するのは惜しいですね・・・)
また、脳は体重の2%程度の重量ですが、通常は、全身の消費量の20~25%と
特に多量の糖質(ブドウ糖)エネルギーを必要とします
もし脳がエネルギー不足になると集中力の低下などを招き
高齢者の場合では転倒によるケガや認知症などの要因にもなります
なお、糖新生により体のたん白質が利用されると筋肉量が減少します
(筋肉や、筋肉に多く含まれる水分によって
皮膚は底から支えられ、ハリを保っています。筋肉の減少の影響は大きいです!)
筋肉はエネルギーを消費して体の熱を作り出す組織のため、筋肉が減ると
基礎代謝量や活動によるエネルギー消費量が減少します
無理なダイエットの後で代謝が悪くなり、体重が増え易く、冷えを生じ易くなるのは
このためです
さらに、たん白質の分解利用の『燃えカス』は、排出の際に腎臓に負担を掛けます
これらを回避するには
エネルギー源となる糖質・脂質と、皮膚や体の組織の新陳代謝・修復をする
たん白質を日常の食事で十分に摂る必要があります!
化粧品
- 2025.05.09健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】828 夕食の摂り方
- 2025.05.08健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】827 昼食と間食の摂り方
- 2025.05.07健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】826 朝食の意義
- 2025.05.02健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】825 皮膚の潤いと栄養補給
- 2025.05.01健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】824 皮膚の保湿によるトラブル回避
- 2025.04.30ミキ薬局からのお知らせ
- 【2025年5月】田端店栄養相談のお知らせ
- 2025.04.28健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】823 皮膚のコンディションと日光浴
- 2025.04.26ミキ薬局からのお知らせ
- 【田端店】ベジチェック測定会 御礼とご報告
- 2025.04.25健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】822 皮膚の潤いとストレス対策
- 2025.04.24健康のレシピ
- 【皮膚と栄養】821 皮膚の潤いと入浴