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【皮膚と栄養】119 コラーゲン

2022.03.16

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

これまでに何度かご紹介をしたコラーゲンについて

今回は食べ方から吸収~利用までのお話です

コラーゲンは動物の・うろこ・軟骨・骨・腱・腸などに多いたん白質です

細胞同士を丈夫に結び付けて組織を支えており、加熱により軟化し食べ易くなります

牛スジや煮こごり、ゼラチンゼリーなどがその例です

厚生労働省『日本人の食事摂取基準』は各種栄養素の1日の目標量を示しますが

コラーゲンは『たん白質』の中に含まれて計算されています

つまり、1日分のたん白質を十分摂取すると、体内で生成できる成分ということです

なお日本人の食事では、コラーゲン自体は2g弱/日を摂っているとされます

                            

分子が大きいコラーゲンを摂取すると、消化によって低分子のアミノ酸となり

これが皮膚や骨など身体各所に送られ、コラーゲンを作り出す原料に利用されます

その際、飲食物から摂ったビタミンCや鉄がコラーゲンの合成を促します

これが、毎日多様な食品を組合せて食べることが奨められる理由の一例です

 

なお、コラーゲンの一部はアミノ酸より分子の大きなペプチドの形で吸収され

この『コラーゲンペプチド』は皮膚・髪・爪・骨などの繊維芽細胞の増殖を促して

健やかな組織の生成を助けます 

さらに★角質の水分量を増す ★皮膚の紫外線障害を抑える ★骨密度を高める

といった働きを担うことも研究によってわかってきました

 

ちなみに、米飯とおかず数品を組み合せて食べる和食の献立に対し、あっさり単品で

食べることも多いパンや麺の食事では、コラーゲン豊富な肉・魚の摂取量や

鉄・ビタミンCの豊富な植物性食品を組み合わせて摂る機会や分量が少なくなり易い

傾向です

さらに近年の日本の食事は魚離れが進んでいると共に、魚の皮も剥がして残すことも

増えています・・・

コラーゲンの摂り方や日々の食事について、あらためて振り返ってみませんか?  

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