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【皮膚と栄養】202 乳酸菌

2022.07.23

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

腸内善玉菌について数回にわたりご紹介します

今回は乳酸菌についてです

乳酸菌は動物性・植物性・海洋性のものがあり、自然界に多く分布しています

糖類やアミノ酸から乳酸を作り出す菌です

酸性の環境を嫌うカビや雑菌、腐敗菌などの繁殖を乳酸のPH(酸性)によって抑えるため

体内(腸や膣)では悪玉とされる菌の増殖を抑えて健康を守り

食品では保存性がアップします

乳製品や漬物、魚介の塩辛、などがその例です

馬乳酒は乳糖の多い馬乳を攪拌し、空気中の乳酸菌で発酵させますし

ヨーグルトも、乳に朝露を加えることで、草に付着した乳酸菌を乳に添加したのが始まりと伝えられています

この他にも、家畜の飼料となる牧草も貯蔵の際にはサイロの中で乳酸発酵されます

 

なお、乳酸菌は皮膚上の常在菌ではありませんが、皮膚への塗布で皮膚常在菌の善玉菌の繁殖は助け悪玉菌は抑え、皮膚の炎症も抑えられるとの研究結果が報告されています

また、目尻のシワ・肌の弾力・角質の保水性等に対しても好ましい変化がみられ、安全性も確認されたとの結果もあるようです

その仕組みは解明が待たれるところですが、すでに乳酸菌やその生成物を配合した化粧品も開発・販売されており、今後が楽しみな素材です

 

 

 

 

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