たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】206 オリゴ糖

2022.07.28

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

今回は、水溶性食物繊維と共に善玉菌のエサとなるオリゴ糖のお話です

100年以上前、乳児の健康状態と母乳の関連性が調査されました

すると、母乳で育った乳児の便にはビフィズス菌が多く、母乳にはオリゴ糖が豊富なことが確認されました

 

オリゴ糖はビフィズス菌等の腸内善玉菌を増殖させ、腸内環境を整えるために役立ちます

そして腸内環境が全身の免疫に大きく関わり、健康を支えることも解明されてきました

なおオリゴ糖には多くの種類があり、食品に添加すると各々特徴的な機能を発揮します

日持ちを良くする・風味を整える・カルシウムの吸収を高める・吸湿性や保湿性を増す・虫歯を防ぐ などです

これらは食品やサプリメントに添加され、健康の保持や皮膚のインナーケアに役立ちます

また、オリゴ糖はスキンケア製品にも利用され、その保湿性が角質のバリア機能の保持に役立っています

さらにある種のオリゴ糖も、皮膚常在菌(善玉・日和見・悪玉)の種類やバランスを調整するとして、スキンケア製品に利用されています

なお、ヒトは水溶性食物繊維と同様にオリゴ糖も消化吸収することができず、腸内細菌がエサとして利用したあとの生成物をはじめて利用することができます

このため、ヒトが直接利用できる糖質(4kcal/g)に比べ低エネルギーでヘルシーな糖としても着目されています

 

 

化粧品

2024.04.24化粧品
【皮膚と栄養】584 海藻の化粧品成分(ソルビトール)
2024.04.23化粧品
【皮膚と栄養】583 海藻の化粧品成分(マンニトール)
2024.04.22化粧品
【皮膚と栄養】582 海藻の化粧品成分(トレハロース)
2024.04.20化粧品
【皮膚と栄養】581 海藻の化粧品成分(フコイダン)
2024.04.19化粧品
【皮膚と栄養】580 海藻の化粧品成分(カラギーナン)
2024.04.18化粧品
【皮膚と栄養】579 海藻の化粧品成分(寒天)
2024.04.17化粧品
【皮膚と栄養】578 海藻の化粧品成分(アルギン酸)
2024.04.16化粧品
【皮膚と栄養】577 海藻類
2024.04.15化粧品
【皮膚と栄養】576 バナナ
2024.04.13化粧品
【皮膚と栄養】575 トウモロコシ(玉蜀黍)
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養