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【皮膚と栄養】211 汗とインナーケア①
2022.08.04
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
汗をかく季節です!
ヒトは他の動物に比べて大きな脳の温度上昇を抑えるために、発汗による体温調節機能が発達しました
また、気候への順応性には先天性・後天性の個人差があります
例えば汗腺の数や、運動習慣の有無、体熱を作る筋肉量の差(体脂肪率の高低)等によるものです
なお、高温多湿の夏季には、発汗によって体温調節を図るためにエネルギー消費が増し 疲れ(夏バテ)を生じ易くなります
(長風呂やサウナも同様ですが、こちらは1日に占める時間が短いためエネルギー消費はわずかです)
このため、例えば冷房のきいた屋内で低い活動量で1日過ごし、アイスやジュース等を多く摂ると、夏やせならぬ「夏太り」を生じかねませんので注意しましょう!
また、身体に必要なミネラルや水溶性ビタミンが汗で流出するため、食欲不振の場合には更に不足し易くなります
糖質をエネルギー利用するにはビタミンB1が必要ですが、清涼飲料・菓子・麺・パンなど糖質に偏った『アッサリ軽い食事』では消費が増し、欠乏し易くなります
すると倦怠感(夏バテ)を生じ、さらに食欲不振へ、と悪循環を招きます
『アッサリ軽い食事』では、皮膚や身体組織の原料となるたん白質の摂取も不足します
対策には『冷やし中華』のように各種食材をバランスよく組合せたメニューがお薦めです
その他、そうめんやパンなどで食事を済ませがちな際に手軽に添えられるよう、夏野菜の煮浸し・冷やしトマト・鶏ささ身の酒蒸し・チーズ・ヨーグルト等を常備し利用するのも良いでしょう
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