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【皮膚と栄養】217 スキンケア品の食品成分① 卵黄
2022.08.12
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
ヒトが皮膚の美や健康を意識し始めた頃から、動植物や鉱物がスキンケアの原材料として利用されるようになりました
それらは食用と共通するものも多く、現在でも活用されています
数回にわたり、その幾つかをご紹介したいと思います
スキンケア品や成分を身近に感じて頂けると嬉しいです
今回は卵黄(通称)の成分についてです
卵の脂質(油分)は卵黄に含まれ、ビタミンAやE、卵黄レシチンなど、油溶性の栄養成分を豊富に含みます
卵黄油のビタミンAやEは皮膚や粘膜を健やかにし、卵黄レシチンは天然の界面活性剤として働きます
(酢と油に卵黄を混ぜると乳化し、滑らかなマヨネーズになるのが界面活性剤の働きの一例です)
昔から卵の栄養は注目され、健康に良い加工食品として、卵黄油が作られてきました
多量の卵黄を加熱し続けると、卵黄油(卵黄脂肪油)が滲み出てきます
家庭で作るともうもうとした煙とニオイが出ますが、現在ではカプセルタイプの健康食品として卵黄油が手軽に入手できます
(スキンケア品(化粧品・医薬部外品)に使用される卵黄油は加熱ではなく有機溶剤で抽出されます)
そしてスキンケア品(化粧品・医薬部外品)では、皮膚のしっとりとした潤いを保つ目的で保湿成分として添加されます
ミキ薬局田端店のスキンケアコーナー『ミキルーチェ』でも、卵黄油を添加したクリームが好評販売中です
しっとり滑らかな使用感が心地良く、手肌や踵・肘・膝など、全身に使用できます
ヘアケア品・オーラルケア・浴用剤などにも使用される成分ですので、身の回りの製品の表示で探してみましょう!
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