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【皮膚と栄養】231 スキンケア品の食品成分⑮ ダイズ(大豆)

2022.08.30

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

スキンケア品の原料は食用と共通するものが多く、数回にわたり幾つかを紹介しています

今回はダイズ(大豆) です 

大豆はたん白質や脂質、食物繊維や微量栄養素が豊富です

特にたん白質が豊富で『畑の肉』とも例えられ、肉食を避けた昔の日本では貴重なたん白源でした

大豆のたん白質の身体への利用効率は肉や卵や乳に匹敵し、米飯と組み合わせる『和食』は、米のたん白質の利用効率も引き上げる最良の組み合わせです

現在でもプロテイン製品の原料となる重要な穀類です

粧品(医薬部外品である薬用化粧品を含む)には、次のような作用のある成分が添加されます([ ]は医薬部外品表示名)

ダイズ種子エキス[ダイズエキス]:保湿、色素沈着抑制、抗老化、皮脂抑制、抑毛

ダイズ油[大豆油]:エモリエント、基材(ベース)

ダイズステロール:乳化安定剤、エモリエント

レシチン[大豆リン脂質]:乳化、効果促進、保湿、刺激緩和、ヘアコンディショニング

                                   (参考:化粧品成分オンライン)

なお、大豆自体は食物アレルギーを生じるアレルゲンにもなる食品ですが

化粧品の原料として抽出・精製加工された成分については

化粧品における抽出成分の配合量や通常使用下において、一般に安全性に問題ない成分と考えられています食用の大豆製品をスキンケアに用いることは避けましょう)

 

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