たべ新聞

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【皮膚と栄養】391 アワ(粟)

2023.03.08

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です 

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回はアワ(粟)です

「濡れ手に粟」「皮膚が粟立つ」などの粟で、小さな粒々の穀物です

世界的に結構な収穫量のある作物で、中国や日本でも麦や米の代用に用いられていました

アワには米と同様に粘りの強いもち粟とうるち粟があり、餅や菓子などに利用されます

皆さんも、粟ぜんざいや大阪名物の粟おこしで、アワを味わった事があるかもしれません

 身近なところでは雑穀米やシリアルなどに添加されています

栄養成分を、精白した米とうるち粟で比較すると(100g当たり)

アワの方がたん白質がやや多く、脂質が約5倍、糖質はやや少なめ

ビタミンB2・B6・ナイアシン・葉酸・バントテン酸・カルシウム・亜鉛:2~3倍

マグネシウム:約5倍  鉄:約6倍  ビタミンB1:7倍  ビオチン:10倍

という含有量です!

ナイアシンやパントテン酸、カルシウムやビオチンは皮膚のたん白質や脂質の代謝を促し

コンディションを整える注目!の栄養成分です

アワは少しクセのある風味ですが、調理を工夫してもっと食卓に取り入れたい食材です

 

 

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