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【皮膚と栄養】464 海藻 

2023.06.27

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回からはシリーズで、海藻についてご紹介します

水中に生育する食用植物は、わずかな種類の海草や淡水性の藻類である水前寺海苔などもありますが、ほとんどは海藻です

なお、海藻を食用にするのは世界でもごく限られた地域(日本、朝鮮半島、アイルランドなど)です

日本では古くから生食・加熱調理・乾燥など、海藻の種類により多彩な食べ方があります

2010年には『日本人の腸内に生息するある種類の腸内細菌が、海藻を消化分解する酵素を作ることが出来る』との研究結果が発表されました

そして海藻には、食物繊維・旨味成分となるアミノ酸・各種ビタミンやミネラルといった栄養成分が豊富です

その代表的な成分はヨードです

海の無い国や地域ではヨード欠乏症の予防のために、市販の食塩にヨードを添加するなどの対策がとられていますが、海に囲まれた地域では、魚介類と海藻から容易に摂取する事が出来ます

そして海藻の粘性成分である次のような水溶性食物繊維は、化粧品成分としてスキンケア製品に添加されています

・アルギン酸ナトリウム:保湿・湿潤剤、皮膚コンディショニング剤

・フコイダン(褐藻エキスの主成分):皮膚保護剤

なお、海藻に含まれる水溶性食物繊維には液体をゲル化する働きがあり、それを利用した食品が寒天です

寒天は、微生物を培養をする培地(寒天培地)にも利用されています

 

 

 

 

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