たべ新聞

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【皮膚と栄養】465 テングサ(天草)

2023.06.28

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は海藻のテングサ(天草)についてのご紹介です

寒天や心太(ところてん)の原料で、赤紫色の紅藻類です

水さらしと天日乾燥を4~5回繰り返すと、赤い色素が白く退色します

たっぷりの水で煮出し、さらし布で濃した液を型に流して冷まし固めます

型に入れて押出したものがところてん

冬の屋外で凍結・乾燥を繰返しフリーズドライにしたものが寒天です

寒天は水に溶かし冷ますと再びゲル状に固まり、羊羹などの寄せ物の原料となります

また、小豆餡に加えると艶が増し、水分の分離を防ぎ、固さを保持できます

動物性たん白質のゲル化剤であるゼラチンに比べて、寒天のゲルは、融点が高く室温でも溶けません

また、レモン汁や酢などの酸度(PH)や、生のパインやキウイのたん白質分解酵素の影響も受けません

食感はゼラチンのような弾力には乏しいものの、口中で崩れる特有の食感が楽しめます

さらに、水溶性食物繊維(多糖類)であるため、お通じを整えたり糖や中性脂肪の吸収を緩やかにする働きも期待できます

また、寒天は微生物の培養の培地(寒天培地)にも用いられます

化粧品成分(カンテンカンテン末)としては 、製品の水分と結びつきゲル状になる性質を利用し、主に粉状の成分をまとめる増粘結合表面改善といった目的で添加されます

 

 

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