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【皮膚と栄養】472 エゴノリ
2023.07.08
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます
日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します
今回は海藻のエゴノリについてです
みなさんは『えご』(その他の名称:えごねり・いごねり・えご・いご)』
という食品を召し上がったことはありますか?
色もサイズも黒こんにゃくに似た板状で、豆腐のようなパッケージで市販されています
青森近海が主要な産地の紅藻であるエゴノリを煮て絞り、濾して冷やし固めたものです
主に日本海側の地域で食されています
また、製法や原料はやや異なるものの、九州で食される『おきゅうと』も食感や調味方法はほぼ同じです
地域により切り方(薄切りか、うどんのようなひも状)は異なるようです
煮溶けた海藻が混じった舌触りは若干ざらつきがあり、むっちりした弾力があります
酢味噌や生姜醤油で頂くと、穏やかな磯の風味があり、夏の献立や酒肴の一品として爽やかです
栄養は、カルシウムや鉄やマグネシウム等を含みますが、水が重量の97%を占め、ほぼ水です
水と水溶性食物繊維が豊富なため、食欲不振で食事からの水・食物繊維摂取が不足し易い夏の一品に適した食品といえます
なお、エゴノリ等の紅藻類に含まれる数種の水溶性食物繊維のうち、特にカラギーナンは、スキンケア製品の製品のゲル化剤・安定剤としても広く利用されています
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