たべ新聞

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化粧品

【皮膚と栄養】488 糖アルコール類

2023.08.07

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、甘味料の糖アルコール類についてのお話です

 

自然界では、冬に樹木が凍らないよう、樹液の糖分を増やして不凍液とする例があります

サトウカエデから採れるメープルシロップや、白樺のキシリトールなどがその例です

なお、キシリトールは糖アルコールの一種です

糖アルコールには、麦芽糖を加工した還元麦芽糖やエルスリトールをはじめ幾つもの種類があります

糖アルコールは、甘味はしっかり有るものの小腸から吸収されても血糖値が上がり難く、体内で代謝され難い(エネルギー源として利用され難い)という特徴があります

つまり、『低カロリー』です

また、口内ではいわゆる虫歯菌にも栄養源として利用され難い、虫歯が作られ難い甘味料といえます

なお、注意点が2つあります

その1:小腸から吸収された後の残りの糖アルコールは、腸内細菌もエネルギー源として利用し難いです

このため、代謝されないまま腸管内を通過するうちに浸透圧が高まり、水分が集まりやすくなります

この仕組みによって、糖アルコール類を多量に摂取した場合に便が緩くなる場合があるので摂り過ぎには注意しましょう

その2:低カロリーとはいえ、糖アルコール類の多量・高頻度の使用はお勧めできません

なぜかというと、その状態は『甘味料に依存した食習慣』の状態にあるといえるからです

食習慣の改善のためには、『適量』の利用に留める工夫をしましょう

なお、化粧品成分としては

化粧品自体の保水 ②皮膚角質層の水分含有量増加による保湿作用

を目的として添加されています

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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