たべ新聞

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化粧品

【皮膚と栄養】507 ゴマ油(胡麻油)

2023.09.12

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、ゴマ油(胡麻油)のお話です

香ばしい琥珀色のゴマ油は焙煎した胡麻を搾ったもので、胡麻を炒らずに圧搾したものは無色でほとんど香りがありません

スキンケアには一般的に、焙煎しないごま油が用いられます

例えばインドで発達したアーユルヴェーダでは、額から頭部に温めた油を垂らし続ける事で精神の鎮静をはかり(シロダーラ)、その施術にごま油やギー(澄ましバター)などが用いられました

現在でもリラクゼーションの一環として行われ、主にごま油が用いられます

脂肪酸はオメガ6脂肪酸が主で、酸化しやすい油です

けれどもビタミンE・ゴマリグナン・カテキン・ポリフェノール・セサモールといった各種の抗酸化成分も含まれることで、ごま油は酸化からガードされています

なお、化粧品成分として利用する際は精製によりこれらの抗酸化成分は除去されます

このため、ビタミンEの添加などにより抗酸化力を付加し、エモリエントやベース(基剤)に利用されています

スキンケア製品には40年以上もの使用実績があり、洗顔料のように洗い流す製品や乳液のように塗布したままにする製品にと、幅広く使用されています

 

 

 

 

 

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