たべ新聞

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【皮膚と栄養】516 鯨油(げいゆ:ホエール油)

2023.09.28

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、鯨油(げいゆ:ホエール油)のお話です

鯨の皮下脂肪から採取される鯨油は、古くから燃料・石鹸・化粧品・食用などに用いられていました

現在は世界的な商業捕鯨禁止の流れにより、わずかに食用として流通するものは調査捕鯨に頼る状況が続きました

鯨油はオメガ3脂肪酸であるDHAやEPAが豊富で、肌なじみが良く、口から摂取する意義も大きいです

食用には鯨肉のほか、皮下脂肪組織を塩蔵・加工した、さらし鯨やくじらベーコンなどが利用されます

なお、鯨の種類によっては消化吸収できないワックス成分を含むため、食用の油や脂肪組織を採るのは特定の種類の鯨です

また、ラウリルアルコールをはじめ鯨油を原料とする化粧品成分のほとんどは、現在ではヤシ油など他の原料から調達されています

 

けれども近年の調査により、ヒトの皮脂に含まれ馬油にも豊富なパルミトオレイン酸が、鯨油には馬油の2倍近くも含まれることがわかり、化粧品原料として改めて注目を集めています

ちなみに日本は、令和元年から近海に限り商業捕鯨を再開しました

そして、捕鯨基地である地域の企業が、鯨油配合の化粧品を発売しています

パルミトオレイン酸は悪玉の皮膚常在菌の増殖を抑えるはたらきをする成分です)

 

 

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