たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】532 温州蜜柑(ウンシュウミカン)

2023.10.19

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は、温州蜜柑(ウンシュウミカン=ミカン)についてのお話です

 

中国の温州から伝来したマンダリンオレンジの変異種との説があり、古くから親しまれています

テレビを見ながらでも容易に皮を剥くことが出来るため、テーブルオレンジの名でも海外に広く輸出されています

(他にも薩摩地方から輸出された歴史から、SATSUMAの名称も普及しているそうです)

そして、果皮に多く含まれるポリフェノールのヘスペリジンには末梢の血流を促す働きがあるため、機能性表示食品として届出がされたミカンも市販されています

カリウムやビタミンC、クエン酸や食物繊維、そして果糖やショ糖が豊富で甘味の強い柑橘類です

果実は生食・冷凍・焼きミカン・缶詰・ジュースにするほか、果皮は七味唐辛子や漢方薬の材料(陳皮)、入浴剤にも利用されます

なお、焼きミカンが甘く感じられるのは、加温によりアコニターゼという酵素の働きが増してクエン酸を消費し酸味が減るためと考えられています

ミカンが皮膚に関連する例としては、柑皮症があります

ミカンを多く食べると脂溶性のカロテン色素が体内に蓄積して皮膚が黄色くなります

なお、カロテンは体内に必要な量だけビタミンAに変換・利用されるため身体への悪影響は有りません

化粧品成分としては

ウンシュウミカン果皮エキス(化粧品表示名)=チンピエキス(医薬部外品表示名)

があり、ヒスタミンの遊離を抑えることによる抗アレルギー作用を目的として、化粧品に添加されます

 

化粧品

2025.02.22健康のレシピ
【皮膚と栄養】782 花粉症対策⑦ 禁酒・節酒
2025.02.21健康のレシピ
【皮膚と栄養】781 花粉症対策⑥ ミネラル 
2025.02.20健康のレシピ
【皮膚と栄養】780 花粉症対策⑤ ビタミン  
2025.02.19健康のレシピ
【皮膚と栄養】779 花粉症対策④ 脂質・たん白質の摂り方Ⅱ
2025.02.18健康のレシピ
【皮膚と栄養】778 花粉症対策③ 脂質・たん白質の摂り方Ⅰ
2025.02.17健康のレシピ
【皮膚と栄養】777 花粉症対策② 腸内環境を整える
2025.02.15健康のレシピ
【皮膚と栄養】776 花粉症対策① 内と外からのスキンケア 
2025.02.14健康のレシピ
【皮膚と栄養】775 チョコレート④  低糖質チョコレート 
2025.02.13健康のレシピ
【皮膚と栄養】774 チョコレート③ チョコレートの種類 
2025.02.12健康のレシピ
【皮膚と栄養】773 チョコレート② カカオの栄養 
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養