化粧品
【皮膚と栄養】497 苺(イチゴ、ストロベリー)
2023.12.19
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます
日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します
今回は、苺(イチゴ、ストロベリー)についてのお話です
イチゴはバラ科の植物です
そして、私たちが普段食べている水分の多い部分は果肉ではなく花托です
食品としては果物の扱いですが、植物学的な分類ではイチゴは野菜のグループに属します
水溶性食物繊維のペクチンが含まれ、水分と共に加熱すると水に溶けゼリー状になります
また、調理の際に酸や糖が一緒に加熱されるとゼリー状を保つ力がさらに強まります
このため、酸味と糖分を併せ持つイチゴはジャムの材料として適しています
なお、レモン汁や砂糖の添加で酸や糖分を強化するとゼリーの状態が一層安定し、水分の分離などを抑えることが出来ます
さらにイチゴの赤色は抗酸化作用のあるアントシアニン色素で、酸により安定し鮮やかな発色を保つという特徴もあります
最近ではフリーズドライ製法により、菓子や加工食品への活用の幅も拡大しています
化粧品成分としてはイチゴ果実エキスが、抗炎症・抗菌・抗酸化を目的に添加されます
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