たべ新聞

0

化粧品

【皮膚と栄養】667 食品由来の化粧品成分㊳ プラセンタエキス 

2024.08.24

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回はプラセンタ(胎盤)エキスです

サプリメントや化粧品類にはブタ・ウマ・ヒツジ等のプラセンタから抽出したプラセンタエキスが、医療用には全てヒト由来のプラセンタエキスが用いられます

生薬としての名称は紫河車(しかしゃ)で、漢方薬として古くから使用されています

プラセンタには各種の細胞の成長因子・糖質・脂質・たん白質・アミノ酸・酵素・核酸・ビタミン・ミネラルが含まれることから、身体・皮膚の栄養源として古くから注目され、サプリメントやスキンケア製品に添加されてきました

ちなみに、経口摂取の場合に1日当たりの目安量は、乾燥させ粉末にしたプラセンタエキス(プラセンタエキス純末)で100㎎以上とされています
ただし、経口摂取の場合には、消化液によって成長因子・たん白質・酵素が分解されます

このため、これらの分解物は栄養源として利用されるものの、分解以前の機能は失われると考えられます

また、動物由来の原料のため、製品に加工する際は人体への安全性の確保*が不可欠です *病原体やアレルゲンへの対策

そして、化粧品成分としては美白保湿を目的に添加されています

なお、医薬部外品については、メラニンの産生を抑えることによる美白の有効成分として厚生労働省に承認されています

また、シワ改善等に関する多様な研究が行われており、今後の研究報告が期待されます 

 

 

 

 

 

 

  

化粧品

2024.08.31ミキ薬局からのお知らせ
【2024年9月】田端店栄養相談のお知らせ
2024.08.30化粧品
【皮膚と栄養】669 食品由来の化粧品成分㊵ 飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸
2024.08.26化粧品
【皮膚と栄養】668 食品由来の化粧品成分㊴ 脂肪酸とは
2024.08.24化粧品
【皮膚と栄養】667 食品由来の化粧品成分㊳ プラセンタエキス 
2024.08.23化粧品
【皮膚と栄養】666 食品由来の化粧品成分㊲ タルクとドロマイト
2024.08.22化粧品
【皮膚と栄養】665 食品由来の化粧品成分㊱ ミョウバン
2024.08.21化粧品
【皮膚と栄養】664 食品由来の化粧品成分㉟ コウジ酸 
2024.08.20化粧品
【皮膚と栄養】663 食品由来の化粧品成分㉞ 酒石酸 
2024.08.19化粧品
【皮膚と栄養】662 食品由来の化粧品成分㉝ ゼラチン
2024.08.17化粧品
【皮膚と栄養】661 食品由来の化粧品成分㉜ コラーゲン
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養