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【皮膚と栄養】582 海藻の化粧品成分(トレハロース)

2024.04.22

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

私たちのお肌や身体、そしてそのコンディションは、食べたものによって作られます

日頃口にしている食品の特徴や食べ方をご紹介します

今回は海藻に含まれるトレハロースについてのお話です

 

トレハロースは、主に昆虫の体内や酵母、キノコを含む菌類、海藻類に含まれる糖類で、2つのブドウ糖が結び付いた構造です

昆虫や酵母はエネルギー源として、菌類は乾燥・凍結・浸透圧に対抗して水分を安定的に保持するために、トレハロースを組織内に備え利用しています

例えば干し椎茸を水に浸けると生椎茸に近い状態までよく戻るのは、椎茸に含まれているトレハロースの保水力によるものです

そして食品では、①保水、②でん粉の老化防止、加熱時の③たん白質凝固・④脂質劣化・⑤焦げ色の発生などを抑える機能があるため、加工食品に幅広く添加されています

また、トレハロースの爽やかで穏やかな甘味は、食品の甘味料や医薬品の矯味剤としても用いられています(ちなみに甘味の強さは砂糖の45%程です)

化粧品成分としては、皮膚の保水や消臭(加齢臭の抑制)を目的として製品に添加されています

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