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【皮膚と栄養】602 Mikiluce薬用保湿ミルクについて⑬ グリシン
2024.05.27
ミキ薬局のオリジナル製品『Mikiluce薬用保湿ミルク』(医薬部外品)をご存じですか?
お顔や全身のお肌に潤いを与えると共に、自らの潤いを保持できる健やかな肌を育みます
今回は、その成分のひとつであるグリシンについてご紹介します
グリシンは食品から摂るほか、体内でも生成できる非必須アミノ酸のひとつです
甘味があり、食品加工の際に風味矯正の調味料として添加されるほか、菌の増殖を抑える(静菌)作用があるため、魚介練り製品の日持ち向上のために多量に使用されます
また、医薬品(経口剤・注射・外用剤など)にも、製品の安定化、成分の緩衝、PH調整、懸濁、矯味剤や甘味付けの添加剤として利用されます
そして皮膚にとっては、新陳代謝を支えアンチエイジングに役立つ『縁の下の力持ち』的な存在です
まず、皮膚・靭帯・腱などに多いたん白質のコラーゲンやエラスチンを構成する成分です
そして中枢神経の興奮を抑えたり、メラトニンの生成を促し、『眠り』を助けます
このためサプリメントの成分としても利用されています
さらに、体内で活性酸素の産生を抑えるはたらきがあります
化粧品成分としては、角質層の天然保湿因子を構成する成分のひとつ(アミノ酸)として保湿を目的に利用されます
また、毛髪の成分でもあるため、ヘアコンディショニングを目的としてヘアケア製品にも使用されます
なお、グリシンとその他複数のアミノ酸や保湿成分が、混合原料として製品に添加される例も少なくありません(アミノ酸混合原料は各種存在します)
皮膚の内と外からのお手入れ(インナーケア&スキンケア)に欠かせない成分ですね
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