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【皮膚と栄養】634 食品由来の化粧品成分⑤ ミツロウ(蜜蝋)

2024.07.10

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

化粧品成分には、食品に含まれる成分が抽出・精製され、広汎に利用されています

数回シリーズで、それらのご紹介をします

今回はミツロウ(蜜蝋)です

 

ミツロウは、ミツバチの巣から得られるロウ(ワックス)です

ミツバチの腹部から分泌され、巣を作る際の原料となることから、ビーワックスの名称もあります

65℃度前後で液体になるため、温めると素手で形を変えることが可能です

ろうそくやワックスペーパー(耐水性のある油紙)、化粧品などへの用途があります

また、ミツロウは食品添加物として、菓子や食品のコーティングにも利用されている安全な素材です

このため、カヌレなど焼菓子の型に塗布し、焼き上がりに型から外し易く、菓子の表面を艶やかに仕上げたり、野菜色素とミツロウが原料の子供用クレヨン等に利用されています

(ロウの成分は消化できませんが、少量の摂取は支障ありません) 

化粧品成分としては、ミツロウ(化粧品表示名:ミツロウ、医薬部外品表示名:サラシミツロウが基剤の感触改良や、物理的脱毛**を目的として添加されています

サラシミツロウ:ミツロウを漂白・精製したもの

**物理的脱毛:ミツロウを皮膚に塗布してから冷まし、固まってから引き剝がすタイプの脱毛

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