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【皮膚と栄養】763 みかん(蜜柑)
2025.01.25
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です
今回はみかん(蜜柑)のお話です

多くの柑橘類の中でも、特に甘味の凝縮していることがその名の由来といわれています
中国の温州から渡来し日本で品種改良されたため、温州みかんともいいます
そして、テレビを見ながら(卓上で)手で簡単に皮を剥くことが出来ることが重宝され、『table orange』の名で海外でも広く流通しています
甘味が濃いため、市販のオレンジ果汁にブレンドされる場合も多いです
また、体内でビタミンAに変化し皮膚・粘膜の健康を保つカロテン色素や、抗酸化成分のビタミンC、食物繊維(水溶性食物繊維のペクチンなど)が豊富です
なお、冬にみかんをたくさん食べると手肌が黄色くなる『柑皮症』があります
これは、脂溶性成分であるカロテンが皮膚組織の脂質に蓄積したものですが、無害です
体内では必要な量だけがビタミンAに変換されて使用されます
(ビタミンAは無色の脂溶性成分で、過剰に体内に蓄積すると過剰症を生じます)
ちなみに肝臓の異常によって生じる『黄疸』とは異なり、白目は黄色くなりません
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