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【皮膚と栄養】799 春のインナーケア⑭ レジスタントスターチ 

2025.03.27

こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です

まもなく新年度を迎えますね

大小問わず、生活リズムや環境が変化する方が多いのではないでしょうか

ストレスや食事内容の変化により、体調や肌のコンディションに影響を生じ易い時季です

そのような時こそ、体内からのお肌のケア(インナーケア)を心がけましょう

今回は、レジスタントスターチについてのお話です

レジスタントスターチは、難消化性でんぷんともいいます

米・芋・豆・栗などのでんぷんはそのまま食べると消化不良になります

このでん粉に水と熱を加えると、デンプンの分子の結び付きの形が変わり、結び付きの間に消化酵素が作用し易くなります

この、消化の良くなった状態のでんぷんを、『アルファ化』でん粉といいます

例えばお粥やマッシュポテトにみられるような糊状の粘りが特徴です

なお、アルファ化でんぷんも次第に元の分子の並びに戻り(難消化性でんぷんが増え)、消化も悪くなってゆきます

この状態がでんぷんの『老化』で、米飯や麺などは粘りが減りもろくなります

けれども消化に時間がかかることで、でんぷんの消化で生じた糖の吸収も緩やかになり、血糖値の上昇がおだやかになります

この点が食物繊維の作用に似ているとして、血糖値の調整・皮膚や身体組織の糖化対策・肥満予防などを期待し、注目されるようになってきました

例えば、炊きたてご飯も、おにぎりにして冷えたものを食べる際には難消化性でんぷんが増えています

また、長芋のでんぷんは、芋類の中では比較的消化が良く生食が可能ですが、加熱調理したでんぷんに比べれば、難消化性でんぷんであるといえます

とろろやおひたし、サラダにして、献立に活用してはいかがでしょう?

 

 

 

 

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