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【皮膚と栄養】830 身体を守る色②
2025.05.12
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。
前回のお話の続きです。
なぜ、植物たちはさまざまな色を身に帯びているのでしょう?
太陽光線の紫外線は、生体組織に活性酸素を生じさせます。
活性酸素には殺菌力がありますが、過剰な場合は生体組織にストレスやダメージを与え、変性や老化を招きます。
植物は自ら動いて日光を除けることが出来ないため、紫外線からは逃れられません。
そこで、強力な抗酸化成分を体内で作り出し、活性酸素を消去することで自衛します。
(抗酸化成分が活性酸素から酸素を奪って酸化することで、生体組織の酸化を防ぎます。)
この、各種の抗酸化成分の多くは★、鮮やかな色を備えた色素成分でもあります。
植物は花弁の色によって受粉から結実までを守り、果皮や果肉の色によって果実や種子の成熟過程を守ります。
光合成のために太陽光を求めて伸びる若葉も、成長するにつれ色濃くなります。
そして、食用とする植物の中では濃い緑・赤・黄色の緑黄色野菜に、これらの成分が特に豊富に含まれています。
トマトの赤いリコピン色素もその一例です。
(★色の淡い淡色野菜にも、白色のフラボノイド色素などが含まれています。)
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