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【皮膚と栄養】831 身体を守る色③
2025.05.13
こんにちは ミキ薬局管理栄養士 畠山です。
前回までのお話で、植物の色素でもある各種抗酸化成分について触れました。
これらは日光の紫外線が直射する葉の表面・樹皮・果皮などに多く分布します。
それでは、ヒトの場合はどうでしょう?
ヒトの体表を覆う皮膚には、茶~黒色のメラニン色素が存在しています。
メラニン色素は抗酸化成分ではないものの、それ自体が紫外線を吸収し、皮膚や皮下組織を活性酸素によるダメージから守っています。
なお、過剰な活性酸素は皮膚組織の変性・老化を招くだけでなく、メラニン色素の生成も促すため、シミ・そばかすの誘因となります。
このため、紫外線を浴びる健康上のメリット(例えばカルシウムの吸収を促すビタミンDを体内で生成させしたり免疫力を向上させるなど)は大きいものの、スキンケアの観点で紫外線を避けることが優先されています。

スキンケアによる紫外線対策とともに色の濃い緑黄色野菜・果物を積極的に摂り、これらの抗酸化パワーを皮膚・身体に存分に活かしましょう。
そして抗酸化成分が豊富な皮の部分も、なるべく剥かずに食べたいものです!
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