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健康のレシピ

旬の食べ物(159) ごぼう

2012.11.27

ごぼう

 

 ごぼうは世界では若葉を生食する地域があり、根は薬用(漢方や薬用

ハーブ)に利用されています。

 けれども根を食用にする地域は日本と朝鮮半島に限られるようです。

 

 国内で一般に市販されているごぼうは、現代の東京都北区、滝野川の

付近で江戸時代に品種改良されて栽培が始まった「滝野川ごぼう」です。

 関東一円で生産されています。

 

 長い根を傷付けずに堀り上げる作業は手作業では重労働のため、

      生産農家でトラクターや小型耕運機式の収穫機を活用

         する例が多いようです。

 

                          

 ごぼうの根は食物繊維が豊富で、香ばしい香りと食感が特徴です。

 若採りの夏の新ごぼうは瑞々しい柔らかさを賞味しますが、本来の

力強い香りや味わいを楽しむには冬の旬のごぼうがベストです。

 きんぴらや煮物、肉巻きやポタージュスープ等に利用されます。

 なお味噌漬のゴボウは別種です。

 

 最近では、ささがきにして日干し、よく炒って煮出す「ごぼう茶」が

着目されています。ごぼうに含まれるポリフェノール等の機能性成分や

ミネラルを美味しく摂るための飲み物です。

 ただし、このポリフェノールはごぼうを水にさらした際に水を茶色く

する水溶性色素で、アク成分の一種です。

 このため、多量の飲用することで胃腸への負担をまねく恐れがあります。

 何事も適量が大事です。

 

 

 なお、ごぼうを食べるとおなかが張ります。

 これは、人間が消化・エネルギー利用することの出来ない食物繊維を

腸内の善玉菌が活動や増殖のためにエネルギー利用する際、ガスが発生

するためです。

 善玉菌が元気に働くための反応ですので、決して体に悪いものでは

ありません。(腸の炎症や狭窄等の不具合がある際は除き)おなかの調子を整える

作用だと思って、ごぼうを大いに活用しましょう。

 

 

 

 

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