たべ新聞

0

健康のレシピ

行事食 No.9 針供養

2012.01.24

〜 豆腐 〜

 今回の行事では、ヒトは食べませんが、密接に関わる食品を紹介します。

 2月8日は針供養の日です(12月8日に行う、または両日行う地域もあります)。

 折れたり錆びたりした針を、豆腐(または餅やこんにゃくなど柔らかい食品)に刺してねぎらい供養して、裁縫の上達を祈りました。日本独自の行事です。

 現在ではあまり一般的ではないようですが、このような行事こそ大切にしたいものです。

 

   豆腐は大豆を水に浸けて吸水させ、すりつぶした液(呉:ゴ)を加熱して濾し、凝固剤で固めたものです。アジア広域で作られています。

 凝固剤は、日本では海水を濃縮させた海のミネラル分を『にがり』として、中国大陸では石膏を使用します。

 

 豆腐は針だけでなく、人もやさしくいたわってくれます。

 蛋白質を主とした栄養が豊富で柔らかく、消化吸収が良いため、離乳食や病中病後・高齢者の食事や、充分に噛めない時の栄養源に欠かせません。

 大豆の蛋白質は植物性で、動物であるヒトの体内での利用効率は肉や魚・乳や卵などの動物性蛋白質に比べると若干劣ります。

 しかしながら、大豆と米のタンパク質を組合せて摂ることによって、利用効率はグンと高まります。

 和食には主食の米飯と大豆製品のおかずの組合せが沢山あります。

 納豆ご飯に豆腐の味噌汁や油揚げと青菜の煮浸し、稲荷寿司、きなこ餅等々。

 他の食材の味わいを邪魔せず引き立てる、優れた脇役が多いようです。 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

健康のレシピ

2024.12.11健康のレシピ
【皮膚と栄養】735 コラーゲンの生成を促す食べ方
2024.12.10健康のレシピ
【皮膚と栄養】734 コラーゲンの生成促進が期待される栄養成分 
2024.12.09健康のレシピ
【皮膚と栄養】733 抗炎症作用の期待される栄養成分
2024.12.07健康のレシピ
【皮膚と栄養】732 食事で保湿!⑧血流促進 
2024.12.06健康のレシピ
【皮膚と栄養】731 食事で保湿!⑦ ムコ多糖類
2024.12.05健康のレシピ
【皮膚と栄養】730 食事で保湿!⑥ 機能性成分
2024.12.04健康のレシピ
【皮膚と栄養】729 食事で保湿!⑤ 微量栄養素の摂取
2024.12.03健康のレシピ
【皮膚と栄養】728 食事で保湿!④ たん白質の摂取
2024.12.02健康のレシピ
【皮膚と栄養】727 食事で保湿!③ 脂質の摂取
2024.11.29健康のレシピ
【皮膚と栄養】726 食事で保湿!② 糖質の摂取
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養