たべ新聞

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健康のレシピ

旬の食べ物(136) 大根

2012.10.30

大根

 

     もやしはカイワレ大根として、葉は炒め物や菜飯に、

      根は生でも、漬けても、煮ても焼いても良し、

       淡泊な味わいの万能野菜です。

  葉はビタミンCやカロテン、食物繊維やカルシウム、
     鉄分
などの栄養の宝庫です。

 

 和食に不可欠で、その根の白さからスズシロ(清白)、太さから大
根(  おおね)とも
呼ばれていました。

 大根足、というのは決して太さではなく、ふくらはぎの白さを例えた
ものだそうです(
ちょっと安心・・・?)。

 

 また、大根役者は大根で食あたりを起こすことはまず無いため、『決
して当たらない
(売れない)』役者を指すそうです。

 これには異説もあり、主役はむしろ(経験の浅い)大根役者の方が、
脇を固める個性的
な脇役の影響に染まりにくく、全体がメリハリ良くま
とまるので決して悪い例えではな
い、ともいわれています。

 周囲の者が気長に育てることの意義も説いているようです。

   確かに大根は火の通りが悪く、簡単には味が染みません。煮含めるの
に時間は掛かりま
すが、それでもゆっくり手間を掛けて面倒を見ると、
きちんと期待に応える仕上がりにな
るのは、大根の性質、本質が素直
だからでしょう。

 アクが無く、おなかや喉など、体に優しい野菜です。

 

 角切りの大根を蜂蜜に漬けた汁(大根飴)は、大根のビタミンCや
酵素、タップリの水
分や蜂蜜が喉の痛みを和らげ、滋養をつけます。
また、大根おろしなど、生食するとジアスターゼ(酵素)が消化を助け
ます。

 

 鍋物の美味しい季節です。 つい食べ過ぎてしまいがちな時はタップリ
の大根おろしやサ
ラダ、浅漬け、甘酢漬けなども食卓にのせましょう。

 

 ・・・この大根の原産地が地中海沿岸、エジプトでも栽培されていた
とは、かなり意外
に感じられました。 

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