健康のレシピ
旬の食べ物(138) 牡蠣(カキ)
2012.10.30
牡蠣(カキ)
牡蠣のおいしい季節を迎えます。
牡蠣は夏が産卵期で、この時期を挟む期間は食用にはできません。
綴りの語尾に-erが付く季節が牡蠣が食べられる時期とされます
(一部地域の『夏牡蠣』を除く)。
特に厳冬期にかけて身が太り味がのります。
牡蠣は一度岩に付着(または固着=養殖)すると、活動をしなくなる
ために筋肉が退化します。このため、その体のほとんどを内臓が占め
ます。
内臓にはアミノ酸や有機酸などの旨味成分が豊富です。栄養面におい
ても亜鉛や鉄分、カルシウム、ビタミンB群などの栄養成分が豊富な優
れた栄養食品です。
旨味を閉じ込めたフライや、その旨味の出汁で他の食材をいただく
土手鍋などが知られています。
刺身を食べる文化の無い欧米でも、生牡蠣とレモン汁の
取合せは長く愛されています。
なお、市場に流通する生牡蠣には、生食用と加熱用があ
ります。
加熱用も生食用も清浄な(厳密な規格により指定された)海域で
獲れた牡蠣ですが、生食用はさらに獲った後に塩水中で2~3日間
紫外線照射を行った牡蠣です。紫外線を照射する期間、牡蠣は絶食状態
でエネルギーを消費しているため、生食には安全ですが、甘味(グリコ
ーゲン)や旨味成分が減少した状態です。
加熱して食べる牡蠣には、あえて生食用ではなく加熱用の牡蠣を用い
る方が、新鮮な牡蠣の充実した風味を味わうことができます。
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