たべ新聞

0

健康のレシピ

最近の注目:低アミロース米

2016.08.22

 

お米を買う際、商品によっては「低アミロース米」という

                                 表示がついているのを見たことがあるでしょうか?

低アミロース米とは品種改良によって生まれた新しいお米です。

 

アミロースとは主にお米に含まれる糖の種類の一つ。

お米の美味しさを決めるのにはアミロースとアミロペクチンという糖が重要になります。
アミロースとアミロペクチンを合わせて「でんぷん」と呼び、

その二つの内訳がご飯の粘りや甘みを決めています。

 

例えば私たちが普段食べているお米(うるち米)は、

アミロースが2割・アミロペクチンが8割含まれています。

アミロペクチンの割合が多い米は甘さを早く感じ、適度な粘りがあるのが特徴です。
日本では「粘りが強いお米」が美味しいとされる傾向があるので、

低アミロース高アミロペクチンのお米が好まれます。

 

ちなみにもち米はアミロペクチンが10割のお米です。
低アミロース米は、組成をもち米に近づける事でおいしさをアップさせています。 

 

また、低アミロース米には保存にも向いています。

 アミロペクチンの多いご飯は、冷めても硬くなりにくいという特徴があります。

冷めてしまっても美味しさが持続するので、お弁当やおにぎりにもおすすめです。

しかし消化吸収の面からみた場合、アミロースが少ない米ほど血糖上昇が速いとされています。
その為、低アミロース米における糖の吸収スピードは普通のお米を食べる場合よりも

速くなってしまいます。やはり甘くて美味しいお米は血糖が上がりやすいようです…。
※お餅とせんべいなど、調理法によっては同じ材料でも血糖上昇速度が違う事もあります。

余談ですが、高アミロース米という商品も広く市場に出回っています。

こちらは血糖上昇速度を緩やかにすることで、低GIを謳うような製品です。

血糖値が気になる方は高アミロース米を試してみるのも良いかも知れませんね。

 

それぞれのお米の特徴を捉えて、上手に利用していきましょう。


健康のレシピ

2024.12.11健康のレシピ
【皮膚と栄養】735 コラーゲンの生成を促す食べ方
2024.12.10健康のレシピ
【皮膚と栄養】734 コラーゲンの生成促進が期待される栄養成分 
2024.12.09健康のレシピ
【皮膚と栄養】733 抗炎症作用の期待される栄養成分
2024.12.07健康のレシピ
【皮膚と栄養】732 食事で保湿!⑧血流促進 
2024.12.06健康のレシピ
【皮膚と栄養】731 食事で保湿!⑦ ムコ多糖類
2024.12.05健康のレシピ
【皮膚と栄養】730 食事で保湿!⑥ 機能性成分
2024.12.04健康のレシピ
【皮膚と栄養】729 食事で保湿!⑤ 微量栄養素の摂取
2024.12.03健康のレシピ
【皮膚と栄養】728 食事で保湿!④ たん白質の摂取
2024.12.02健康のレシピ
【皮膚と栄養】727 食事で保湿!③ 脂質の摂取
2024.11.29健康のレシピ
【皮膚と栄養】726 食事で保湿!② 糖質の摂取
ページの先頭へ

季節のこんだて

ミキ薬局おすすめ

健康のレシピ

スポーツ栄養