健康のレシピ
卵は食べても大丈夫?
2017.11.22
ミキ薬局の栄養相談では、
コレステロールの値が気になっている、多くの方からご質問を頂きます。
「卵は食べても大丈夫?」
卵はコレステロール量の多い食品の代表格で、揚物の衣や加工食品にも多く含まれ、
知らずに口にしている機会もあります。
けれども、体に必要な、ありとあらゆる栄養を豊富に含んでおり、健康のためには
避けずに食べたい食品です。
いちどに卵を2~3個使わないと美味しく作れないような料理も各種あります。
この場合、3~4日または1週間など、一定の期間の中で、
平均で1日に1/2~1個程度の摂取になるよう、調整して食べることをお奨めします。
「1日に何個卵を食べても健康に支障ないってホント?」
最近、テレビやネット上で、1日何個の卵を食べても健康に支障はないとの情報を目にします。
これらの情報は、対象者を選ばずに広く発信されますが、
情報の受け手は1人1人、それぞれに健康状態や生活習慣が異なります。
万人向けの情報というものは無いため、ご自身に当てはまる内容なのか、
よく吟味をして選び、利用しましょう。
判断できない点は、医師薬剤師管理栄養士などに問い合せて確かめる事を勧めます。
『1日に何個卵を食べても健康に支障はない』
は、体内の脂質の代謝が正常な方には当てはまるかもしれません。
けれども、
脂質代謝機能に変化があり、検査の数値が変動しつつある方の場合、
食事からの摂り方に意識を向ける必要があります。
【補足】
卵の主成分はタンパク質です。
各人が日々摂っているタンパク質量はある程度決まっています。
その摂取量を、卵など特定の食品に偏って摂るよりも、
乳製品・肉・魚介類・大豆製品など、多種の食品のタンパク質を
組合せて摂る方が、それらの食品に含まれる各種栄養素も
バランス良くより効率的に摂取出来ます。
コレステロール以外の栄養の摂り方も考え、多様な食品を組み合せて食べる方法を、
日頃の食生活の中で考えてみましょう。
*食事療法の指示を既に受けている方は、医師の指示に従って下さい
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