健康のレシピ
減塩と血圧
2018.01.30
まもなく立春を迎えますが、
今年はまだまだ寒さ真っ盛りです。
この時期は特に血圧が気になる
という方が多いのではないでしょうか?
『高血圧症』になると、
多くの場合、医師は食事について1日6gの減塩を指示します。
ちなみに、日本人の1日平均塩分摂取量は11gです。
ところで・・・
高血圧だとなぜ減塩?
高血圧と診断されるまで、減塩は必要無い?
いえいえ、減塩は老若男女、健康状態にかかわらず、
全ての方の、現在から将来までの健康を守る手段です。
それでは、
なぜ減塩をした方が良い?
幾つか理由はありますが、ここでは主な3つを紹介します
①食塩(塩化ナトリウム)を多く摂ると、
血液の中のナトリウムが濃くなります。
血液は本来の濃さに戻ろうと、水を引き寄せ、薄まります。
すると、血液が引き寄せた水によって増えます。
増えた血液を全身に送るため、心臓はポンプの圧を増します。
体中の血管も、送られてくる血液の圧を多く受けます。
血液量が増えることで血圧が増します。
減塩は、心臓が送り出す血液量の増加を防ぎます。
②ナトリウムの濃い血液に長くさらされると、血管はやがて、
硬くもろくなります。
硬い血管は、しなやかに収縮して血液を通すことが出来ないため、
その分心臓は、血液をより強い圧力で送り出します。
血管も、心臓も、取り替えて休ませることが出来ません。
このため、次第にダメージを受けやすくなります。
減塩は、血管や心臓の加齢にともなうダメージを緩やかに抑えます。
③塩味の濃いものを食べると、食欲が増します。
食べ過ぎによって体重が増すと、血液を全身に送るためには
より強い圧力が必要となります。
減塩は、食事量(摂取エネルギー量)を適切に調整する助けになります。
~ ご自身やご家族の健康を守るため、減塩を始めませんか? ~
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