たべ新聞

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健康のレシピ

卵と上手に付き合おう!①鶏卵利用の歴史(菓子)

2019.08.26

こんにちは。夏の疲れを感じる頃ですが、食欲はありますか?

食が進まない時は、栄養豊富な「鶏卵」を食べましょう。

 

鶏卵はコレステロールが多い食品のため、

血液検査値が基準の範囲を外れる方の場合は摂り方を控えめにしたいのですが、

栄養的に優れた食品のため、全く口にしないというのはもったいない事です。

 

今回は、私達が親しんでいる鶏卵の利用方法の歴史について、触れてみたいと思います。

1回目は【お菓子】です。

 

日本では、動物性食品を使った独自の菓子の発展は皆無といってもよく、

スペインやポストガルから伝わって以来、徐々に親しまれるようになりました。

これらの国々から広まった菓子は、カステラのように卵黄をふんだんに使用した焼菓子や、

有平糖・金平糖のように、砂糖や糖蜜を使用したものが多いようです。

植民地であった地域に残るエッグタルトなどもその一例です。

 

これらの国では昔、卵白を布やレースの飾り襟、漁に使う網の糊付けや補強などに使っていました。

特にカトリックの修道院では、司祭の権威を示す豪華な服飾品にふんだんに卵白を用い、

余った卵黄の有効利用のために菓子を作ったことが、卵黄を多用した菓子の発展に繋がっています。(これらの国で砂糖の使用が早かったことも後押しとなっています。)

 

その後、日本に伝わったカステラや卵そうめん(卵黄液を沸かした糖液に糸状に垂らして煮固めた菓子)などの菓子は、より繊細に独自の発展を遂げ、現在に至っています。

 

 

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